SNSのサービスを安全に利用していくために、アカウントを他人に盜まれて被害に遭わないための注意點をお伝えします。
多くの人が毎日のように利用しているSNSのサービス。
総務省が発刊している「情報通信白書」の平成30年版によると
日本では「LINE」「Facebook」「Twitter」の順に利用者が多いそうです。
なりすましとプライバシーの危険
SNSのセキュリティを考える上で最も注意したいのは、
自身のアカウントを他人に奪われることです。
アカウントを奪われると、本人になりすまして次のような
さまざまな悪用をされる恐れがあります
なりすましの被害の事例
?友人に勝手に迷惑メール(メッセージ?投稿)を送る
「webマネーを送ってほしい」というメッセージを送られた友人が
だまされて被害にあったという事例があります。
本人に金銭的被害はなくとも、信頼や名譽は傷つきます。
?ポイントやお金を使われてしまう
また、なりすまし以外にも次のようなプライバシー面のリスクもあります。
プライバシー面のリスク
?個人情報が転売される
?メールや購入履歴を見られる
?寫真を奪われてストーカーに悪用される など
対策
どのようなサービスを使うにせよ、アカウントを奪われないようにするには
以下の対策が有効です。
(1) 1つの同じパスワードを使いまわさない
今の時代、サービス運営者が攻撃されてパスワードが漏洩するのは避けられません。
身を守るには、利用しているサービスごとに違うパスワードを設定し、
?。堡膜违旦`ビスで漏洩しても、他のサービスで影響を受けないように
するしかありません。
(2) なるべく難しいパスワードにする
誕生日など推測されやすい情報は使わずに、8文字以上で英數字?記號を混ぜる
のが良いでしょう。
參考/「危険なパスワードの使い回しパスワード流出の被害者にならないために」
(3) 各サービスが提供する「二段階認証」「多要素認証」を利用する
萬一、IDやパスワードが漏れてアカウントへの不正ログインが試みられても、
ログインのために必要な情報がもう1つあれば、
犯罪者に不正ログインされることはありません。
二段階認証のために必要な攜帯電話番號やアプリなどは自身の手元にあるからです。
サービスごとの具體的な方法は次に説明します。
サービスごとの二段階認証の設定方法
設定方法はアプリの畫面を基に記載しています。変更される場合もありますので、
記載と異なる場合は、各サイトのヘルプなどをご參照ください。
LINEの場合
1. [ホーム] > 右上の設定ボタン の順にタップ
2. [アカウント] > [電話番號]の順にタップ
すでに電話番號が設定済みの場合は、ここで終了
3. 電話番號を入力し、[番號認証]をタップ
4. SMS(メッセージ)で送られる認証番號を入力し、[次へ]をタップ
5. 「連絡先」(電話帳)を使った友達の追加を行うか選択
?。ńび讶摔趣筏幞氓哗`ジをやりとりしない場合は両方オフ、
広く多くの人とつながりたい場合はオンにすると良いでしょう)
6. [次へ]をタップすると完了
Facebookの場合
1. 右下のハンバーガーボタン(橫三本線のボタン)をタップし、畫面をスクロール
2. [設定とプライバシー]をタップしてメニューを展開し、[設定]をタップ
3. 「セキュリテ?!箼冥蝃セキュリティとログイン]をタップ
4. [二段階認証を使用] をタップ
5. 認証方法を選択(通常は[SMS]をタップ)し、[次へ]をタップ
6. 電話番號が未設定の場合は番號を入力
7. SMS(メッセージ)で送信される「認証コード」を入力し、[次へ]をタップ
Twitterの場合
1. 左上のハンバーガーボタン(橫三本線のボタン)> [設定とプライバシー]の順にタップ
2. [アカウント] > [セキュリティ]の順にタップ
3. [2要素認証]をタップ
4. 認証方法を選択(通常は[テキストメッセージ]をタップ)
5. [始める]をタップ
6. Twitterのパスワードを入力し[認証する]をタップ
7. 電話番號が登録されていない場合は電話番號を入力し、[次へ]をタップ
8. SMS(メッセージ)で送信される認証コードを入力し[次へ]をタップ
9. これで登録は完了です。
念のために[バックアップコードを取得]し、安全に保存すると、
スマホが使えないときもログインできるようになります
2019年7月更新情報/萬一乗っ取られてしまった際の対処方法(SNSを安全に使うために 2)